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2026年9月更新 法人の移転・拡張向け

抜けるのは
後ろの費用

オフィス移転で予算が崩れるのは、新オフィスの費用ではなく旧オフィスの原状回復回線の切替です。順番を決めれば潰せます。

6か月前から動く
3系統の費用に分かれる
0で見積もりできる

移転費用を「坪単価×坪数」で考えると必ず外れます。費用は3系統に分かれていて、それぞれ発注先も時期も違います。

このページの内容
  1. 3系統に分ける
  2. 時系列で決める
  3. 原状回復が読めない理由
  4. 回線が最も遅れる
  5. 削れる項目

3系統に分ける

発注先も時期も違う3つ

①旧オフィスを出る費用。原状回復工事、廃棄処分、解約に伴う費用。読みにくく、最も揉めやすい。
②新オフィスに入る費用。敷金・保証金、内装工事、什器、看板。金額は大きいが、見積もりが取りやすい。
③つなぐ費用。回線、電話、複合機、サーバー、引越し。金額は小さいが、遅れると業務が止まる。

予算超過の原因は①、業務停止の原因は③です。②は見積もりが取れるので、実は最もコントロールしやすいのに、ここばかりに時間を使ってしまうのが典型的な進め方の誤りです。

時系列で決める

逆算の起点は旧オフィスの解約予告期限です。多くの事業用賃貸では、解約の何か月前までに通知する取り決めがあります。まず契約書を確認してください。

6か月前:契約書の確認(解約予告期間・原状回復の範囲)、新オフィスの条件整理、予算枠の設定

4〜5か月前:物件の内見・申込、解約通知、原状回復の見積もり取得

3か月前:レイアウト確定、回線の申し込み(ここが最重要)、内装工事の発注

2か月前:什器の発注、引越し業者の選定、住所変更が必要な先の洗い出し

1か月前:什器の納品調整、廃棄物の手配、各種届出の準備

移転後:登記の変更、各種届出、原状回復工事の立ち会いと精算

原状回復が読めない理由

原状回復費が想定を超えるのは、「どこまで戻すか」の解釈が貸主と借主で違うためです。

確認する項目:

契約書の原状回復条項の文言。「入居時の状態に戻す」なのか、「スケルトン(内装のない状態)に戻す」なのか。ここで金額が大きく変わります
工事業者を指定されているか。指定業者しか使えない場合、相見積もりが取れません
前入居者の内装が残っている部分の扱い。自分が作ったものでない部分まで負担するのか
敷金・保証金からの充当と、精算の時期

特に3つ目は見落とされがちです。入居時の写真があれば、必ず探してください。「入居時からこうだった」を示せるかどうかで負担が変わります。

指定業者がなく相見積もりが取れるなら、2社以上から取ってください。原状回復は金額差が出やすい工事です。

回線が最も遅れる

移転作業で唯一、お金では解決できないのが回線の開通です。工事が必要な場合、申し込みから開通まで時間がかかり、繁忙期はさらに延びます。

移転日が決まった時点で、真っ先に申し込んでください。什器やレイアウトより先です。什器は最悪、後から追加できますが、回線がなければ業務が始まりません。

取れる保険は2つ。

①開通までの間、工事不要の回線を用意しておく。ホームルーターやモバイル回線なら、届いた日から使えます。数人規模なら、これで数週間はしのげます。

②固定回線と並行して申し込む。固定回線が間に合えば解約すればよい。止まるリスクに比べれば安い保険です。

工事不要の法人向け回線プランを確認する

工事不要のため、届いた日から使えます。法人向けプランです。

掲載する料金・キャンペーン内容は各社公式サイトの公表値です。提供エリア・工事の要否・適用条件は住所や契約内容により異なります。広告(PR)を含みます。

削れる項目

削れるもの、削ってはいけないものを分けます。

削れるもの
什器を新品で揃えること。中古・アウトレットで大きく下がる項目
過剰な収納。移転を機に書類を減らすと、収納そのものが要らなくなる
会議室の数。予約制の共用スペースで代替できることが多い
不要品の運搬。運んでから捨てるのがいちばん高い。出る前に捨てる

削ってはいけないもの
回線の冗長性
原状回復の見積もり取得(安く見えて、あとで請求される)
電源容量の確認(足りないと後から工事が必要)
什器の納期確認(オフィス家具は納期が長いものがあります)

什器をどう調達するか回線と通信の切替廃棄と原状回復

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